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life

とらわれずに暮らしていく

ある場所で

ある場所に行くと目につく光景がある

その光景を見ると、何となく空しくなるし、少し悲しくなる

 

あのアケビ蔓は、あの時取りに行ったもの

あそこに架けられたまま、埃をかぶったまま、そのままになっている

 

あそこに置いてある茜は、あの時掘ったもの

渡したときそのままの形で、ずっと同じところで、埃をかぶっている

 

あっちこっち探し回ってやっと手に入れた石臼は邪魔物のように置かれている

 

分解してレストアしたアラジンストーブは汚れがこびりついたまま使われている

 

何かのきっかけにと揃えたハーブティーのセットや食器はどこにも見当たらない

 

杜仲の剪定には誰一人来ることは無い

ハーブの収穫に来る人も、手入れに来る人もいない

藍を植えた場所は収穫を終えたらそのまま放置されている

 

私の感覚や常識は間違っているのだろうか?

言いだしたことや頼んだこと、任されたことや託されたことは、最後までケツを持つ

人から借りているモノや、預かっているモノは、自分の物より大切にする

始めたことは、後始末まで責任を持ってやる

 

とらわれたくない、束縛されたくない、自由でいたい

でも、物事には結果責任があり、自由には果たすべき義務と責任がある

その責任と義務を果たし、結果を出すからこそ

やりがいと、楽しさと、喜びがある

 

あの光景を見ると、なんだか無性に悲しくなる