life

とらわれずに暮らしていく

町と里山

毎月第3木曜日に市を立てている仲間がいます

寒くなるとその市で活躍するロケットマスヒーター

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ドラム缶と廃材で作った薪ストーブは、薪さえあれば暖を提供してくれます

工場でも、農場でも冬場に暖を取ったりお湯を沸かすのに重宝しているストーブですが

燃料が無いと全く役には立ちません

 

工場でも農場でも、ほんの数分歩けば1日分の燃料は手に入ります

ヒマな時に薪を集めておけば、雨が続いても困らない

マッチと焚き付けさえあればすぐに火を起せます

 

市が立っているのは少し町の方

都会ではありませんが、ほとんどの地面がアスファルトとコンクリートになっています

用意していた竹炭では火力が弱いということで焚き物を探したのですが

全くというほど集まらない

アチコチ探して回っても、川に流れ着いた細い枝が数本という現実

暖を取るには石油ストーブしかなく、野外ではちっとも温かくはありません

 

都会でもなくチョット住宅が立て込んだ町中でさえ

エネルギーを化石燃料と電気に依存するしかないという現実

これははたして豊かさなのかと少しショックを受けました

同時に、薪を集める術も、知恵も持ち合わせていない人がほとんどだということも

 

「火」というのは、一番身近で手軽なエネルギーだと思います

エネルギーというのは突き詰めれば「熱」でその熱を変換して車を動かしたり

電気を作ったりして生活を支えています

ところが、多くの人が電気を使ったり、車に乗っているのに

焚火ひとつ起せないし、燃料の調達もできない

そんな人たちに「エネルギーとは」と語られても・・・・・

 

そういう観点から見たら、里山というのは無限のエネルギーの宝庫だとも言えます

しかも、コントロールしながら使っていけば量は無尽蔵にある

ただ、正しく使うためにはそれなりの知識と経験と技術が必要で

スイッチ一つやキーを捻れば手に入るエネルギーではない

今考えているエネルギーのシステムは、

既存の事業モデルには当てはまらないと思います

利益を出すのは必然ですが、それを不労所得に回すのではなく

エネルギー供給を維持管理する方に使わなくては続かないし

取り出せるエネルギーをいろんな形でロスなく使わないと意味が無い

 

「町なんて何もないじゃないか」

「田舎はエネルギーの宝庫なんだ」

それが証明できるシステムを作れないかといろいろ考えています

アタマの中では、ほぼできあがってるんだけどなぁー