life

とらわれずに暮らしていく

ワイヤーメッシュ

2011年自治体の獣害防止対策補助でワイヤーメッシュで圃場を囲むことになった

ひまわり畑の周辺は周囲約2キロ

素掘りの水路と自然の川に囲まれた圃場にはコンクリや石の基礎は無く

水路脇や畦に支柱を建てるしか方法は無い

日数にして延べ30日軽トラも入らない狭い道を

ワイヤーメッシュと鉄筋の支柱を抱え歩いて運ぶしか方法は無い

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ワイヤーメッシュは2メートル四方、支柱は20mmの鉄筋でドブメッキがしてある

これを担いで山の中を何往復もして張っていく

支柱を撃ち込む機械はあるにはあるけど結構高価だし、エンジン付きの重い機械を

持って歩きまわるのはシンドイので打ち込み気を自作した

スライドハンマーの原理を応用した杭打機は長さを2メートルで作っているので

バカ棒の代わりにもなる

 

約1か月かけて地区の圃場に網を張った

その時入った森の中は悲惨な状態

縦横無尽に獣道はあり、下草は殆ど無くあちこちに大きな穴が掘られ一抱えもある岩が

動かされている

食料を供給してくれない森に潜むより、おいしい餌を供給してくれる圃場に出てくるの

は当たり前の事

 

3キロ強の網でぐるりを囲われた圃場

水路際あり、河川際もあり、傾斜もある

防除設備は設置するだけでは終わらない

見回りやメンテナンスをしないと1か所がやられただけで全滅の憂き目にあう

平均年齢70歳を超えるこの地区で果たしてそれができるのか?

これから人が減っていくのは確実

とりあえず補助事業としてやってはみたものの

どうやって維持管理までしていくのか、肝心なとこは先送りのまま