life

とらわれずに暮らしていく

老眼

昨日ヒマワリの種まきが終わり一段落

お客さんから預かっている車の部品を拾い

担当者にメールで注文を出すと一応仕事は終わり

 

発注していたトランジスタートリガーの組み立てをすることに

耕作している農地はどこもかしこも獣害被害が年々増している

何年か前にワイヤーメッシュの防除策を張り巡らしたけれど

それだけではなかなか被害は減らない

イノシシにかかればワイヤーメッシュなんて屁みたいなもの

破って侵入されれば、一晩で作物は全滅してしまう

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いつ侵入してくるか分からない野生動物に対して毎日見回りをするというのは

現実的に不可能なこと

ホッキョクグマの心配をして、お金を寄付するオメデタイ人はたくさんいる

ジビエが、自然が、人間がと言う人にはたくさん会うけれど

その人たちが罠を担いだり、見回りに行ったり、草刈りをしてくれることは無い

もちろん直接の鳥獣被害にあうことも、せっかく作った作物をやられることもない

愚痴のようになるけど、結局は別世界のオハナシでしかないのだと思う

 

電気柵が有効な対処法だということは以前から言われている

しかし、ヒマワリ畑だけでも周囲を囲むと800メートルほどになる

3段張れば2400メートル

市販の電気柵ではその距離を飛ばすことはムツカシイし

それくらいのハイエンド機は目ン玉が飛び出るくらいする

 

以前から車のイグニッションシステムを流用できないか考えていた

たまたま市販の電気柵を分解する機会があって

中身を見ることができたので、回路を図面に起こしていた

内燃機のイグニッションシステムは、過酷な環境で使われる

混合気を圧縮した環境で1ミリの空間放電に必要な電圧は3万から7万ボルト

自動車ではそれを1分間に平均3000回放電し、10年間壊れないもの

電気柵を自作することに対してイロイロ言う人もいる

でも、車のイグニッションで感電していたら俺は100回くらい死んでいる

家庭用の100vでも、1アンペアの電気が流れれば命が危ないけれど

10万vでも測れないほどの流量であればパチッとくるくらい

実際パチッとくる静電気は10万vくらいはあるらしい

 

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久しぶりにやる電気工作は、老眼のおかげで裸眼では全く見えない

コンデンサの極性くらいナントカ判るけど

抵抗の線の色は全く分からない

ルーペ付きの作業台を使ってどうにかハンダ付けが終わった

テスト結果は良好

約1センチの空間で安定して放電している

さぁ、これで被害が減ればうれしいんだけど