最初の花
ヒマワリを植えた幅は70㎝、この幅には大きな意味があります
トラクターのロータリーの幅は150㎝
芯から振り分け35㎝で種を蒔けば畝底までは40センチ
ロータリーを畝肩に合わせて次の畝を作っていけば
計算上次の播種場所は70cm空いたところを播種機が通っていく
現在手持ちの中耕管理機の耕作幅は60cm
畝たて管理機に排土板を付けて畝底を歩けば60cmのところまで土が寄っていく
中耕ができなかった時や最終的な草刈りに使うモアの幅は65cm
除草剤やマルチを使わずに草を抑え
1人役で2町を管理する為の組み合わせがやっと見つかりました
もちろんすべてがうまくいった訳じゃないけど
中耕のタイミングが良かった所は
この5年で一番いい状態にもっていくことができたように思います
畦畔の草刈りがあらかたおわり、残った株間の除草は手作業
株元に座り込んで鎌で除草をして、上を見上げると
大きな葉っぱの間から見えるのは真っ青な夏空
1列の除草を終え、腰を伸ばす為に立ち上がると
西日の中に最初の花がポツンと咲いていました
作業の終盤は圧倒的に暑い日が多くなります
機械を使っている時も、手作業で地べたに這いつくばっている時も
暑いし、嫌だし、早く終わらせて帰りたいという思いの方が強くなります
何か月もかけて作り上げたヒマワリ畑を、じっくり見ることも忘れがちになり
何時もふとした時に「あっ、咲いてる」と最初の花を見つけます
特別な感情や、思いが湧くことはあまりありませんが
「ああ、今年も咲いた、よかった・・・」と思います
無理なんじゃないかと思っていた完全無農薬無肥料でのヒマワリ栽培
圃場によってはうまくいかなかった所もありますが
水が切れるところでは以前より良い状態で花が咲きそうです