種の収穫
開花から1か月、ヒマワリは種の収穫時期になりました
こういうヒマワリの姿を目にすることはほとんどありません
なぜかというと、多くのヒマワリ畑では種の収穫を目的としていないから
観光目的にしろ、緑肥利用にしろ、種が結実する前に切らないと
植物残渣の分解が進みませんし、固くなれば機械の負担も大きくなる
だからこういうヒマワリの姿を見ることは少なく、ほとんど目にすることはありません
此処のヒマワリは、違う意味でこういう姿を見ることはできませんでした
種の登熟が進みだすとどこからかイノシシが侵入してきて壊滅状態
倒れたヒマワリは鳥やネズミの格好の餌となり
この5,6年はこうなる前にヒマワリは姿を消していました
残ったとしてもほんのわずかな種しかなく
搾油に出すこともできない状態が続いていました
今年は電気柵を張り、ナントカ被害を食い止めようと
開花直後から毎日点検と、片付けの日々が続きました
倒されて回収したヒマワリの数はどれくらいだったか数えてはいませんが
軽トラ一杯の量が毎日、それが20日以上続き
大きな花が咲いた区画はほぼ全滅という状態になりました
それでも、全体の半分くらいは何とか守ることができ
収穫することができそうです
今年の勝負は「引き分け」か「チョット負け」
それでも全敗だったこの何年を思えば少しは良かったのかなとも思います
念願だった汎用コンバインも手に入れて
初めての操作とヒマワリに合わせたセッティングを探しながら
今年は電気柵の張り方も、コンバインの操作も、
すべては来年の為の布石だと思ってやっています
何でも最初から上手くいくということは無い
技術も知識も簡単には手にすることはできません
ましてや誰もやってないことをやり通そうすれば、なおのこと一筋縄ではいかない
でも、高い授業料を払い、電気柵を張らなきゃ張り方は解らないし
コンバインを操作して、仕組みを理解し、セッティングを変えていかないと
操作は覚えないし、ベストセットは見つからない
ケツを割るのは簡単
傍観者になるのも、遠くから人を批判するのも簡単
フェードアウトするのも簡単なこと
でも、俺はイヤ
だって、いちばんカッコワルイ事だもの
そんなカッコワルイ奴になるために
今まで踏ん張ってきたわけじゃないから