4年
種蒔きから約2週間
緑色のスジが一列に並んだヒマワリの双葉です
播種3日目に竹ぼうきで表面を掃き
7日目からはハンディの耕運機で間を中耕することで雑草を抑えています
ほぼ一人役で、1年で一番草の生える時期
種蒔きから2週間でこの光景にするため4年という時間がかかりました
播種直後に除草剤を使っても、こんなに綺麗に生え揃うことはムツカシイ
イベントをやった最後の年に無農薬でやると決めてから
とてつもない時間と労力がかかることは想像できました
あの時無農薬でやりましょう、草取りをやりますといっていた人たちは
あれっきり寄り付かなくなりましたが
おかげで、ここまでできるようになりました
途中でケツを割った人たちは、ただただキツイ思い出しか残らなかったでしょうが
辛抱強くやってれば少しづづでも先に進むことができる
雑草が発生するメカニズムも理解できたし
ヒマワリが成長するための条件や成長のメカニズムも勉強することができました
なにより、あの地獄のような経験を笑って話せるようになりました
何でも同じだと思いますが、最初はうまくいかなくて当たり前なんだと思います
先も見えないし、そもそも自分の立ち位置さえ定かでありません
そういう時は確かにキツイ 肉体的にも精神的にも
だから多くの人はフェードアウトしていく
でも、やると決めたことや、口にしたことは、最後までやった方が良いと思います
それが何になるという意見もあると思いますが
せめて、キツイ、嫌な思い出にはならないと思うし、自分に中でケジメがつく
ケジメが付かないことをほったらかしのまま、先には進めないし
現実はゲームやパソコンのように、気に食わなかったり、嫌だったりしても
リセットして無かったことにはできないんじゃないかと思います
他人にはどうでもいいことかもしれませんが
この光景は私にとって特別なもの
うれしくてうれしくて、諦めなかったことへの御褒美だと思います
もうこれ以上のことはできないんじゃないか
これから先には進めないんじゃないか
全力で立ち向かえばそんな思いは常に付きまとい、弱い自分を惑わせます
一つ壁を越えれば、また新しい壁が立ちはだかるの繰り返しです
上手くいかないことが続けば誰だってイヤになるし、誰かのせいにしたくなります
ちゃんと教えてくれなかったからできない、やったことがないからわからないのに・・
その気持ちはよく解りますが、そんな心構えでは決して解決しないし、前には進めない
失敗した中には次へつながるヒントがたくさん落ちています
上手くいかないことには、必ず原因があり、必ず突破口がある
求めるものがその先にしかないのなら
グズグズしているより、手を動かし、考え、また手を動かした方がいい
あいつがこいつが世の中がと言う暇があるなら、できることをやった方がいい
やってみてできなければ、できるための努力をした方がいい
ヒマワリを植え始めて12年
農薬を使わずにやって4年
その時間が長かったのか短かったのかはわかりません
まだ播種から2週間しか経っていないし、これからどうなるかは判らない
でも、それだけの時間と諦めない気持ちが無かったら
この光景を目にすることはできなかったと思います