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とらわれずに暮らしていく

種蒔きから1週間

種蒔きから7日目、ヒマワリは無事に発芽しましたf:id:satoyamanoyume:20160604095850j:plain

5年くらい前までは、表層展着性除草剤というのを1度だけ使っていました

種蒔きの直後に動力噴霧器で圃場の表面を処理しておくと

先に発芽する雑草を抑え、ヒマワリが発芽する頃には効果がなくなるという薬

雑草とヒマワリが一緒に発芽すると、どうしても雑草の方が量も多いし、強い

地中の水分と養分の取り合いになると、種の大きいヒマワリは発根は遅いため

雑草の根に取り囲まれると根が伸び切らずに成長できなくなります

除草剤は有効な方法ですが、その除草剤は価格も高く

ヒマワリ畑のような段々畑では、散布するのも結構大変な作業になります

まぁ、農薬を使わない本当の理由は他にあるのですが・・・

 

2町の畑地をマルチも使わずに管理するのは結構大変な作業です

しかも季節は梅雨真っただ中に掛かるので

1年の内で草が一番伸びる時期でもあり、圃場に入れないことも多い

この何年かは試行錯誤しながら、色んな方法を試していますが

なかなか上手くはいきません

除草剤を使えば、梅雨時期の作業はずっとラクになると思います

化成肥料をばら撒いておけば、花は大きく立派に育つでしょう

でも、「美しいヒマワリ畑、ヒマワリしか生えていないお花畑」に

どんな意味があるのか?わたしにはよくわかりません

同じように、抗生物質GMO作物で育った家畜の堆肥を大量にばら撒き

生活雑排水と汚い空気で育てた作物を

有機無農薬の高付加価値商品としていくことにも疑問があり

イマイチ信用できない

結局は、カネもうけや話題性のための方便であり

根っこは同じカネのタメという気がします

それは悪いことではありませんが

カネのタメなら、車の仕事をそつなくこなしていたほうがズッといい

私にとってヒマワリや米を作るのは、カネもうけや話題性の為ではありません

自らの手で食べるものを作り

自らの手でエネルギーの元を作り出す

できるだけ自然に則し、逆らわず、分けてもらうという気持ちのなかに

経済とか虚栄心とかそんなものが入り込む余地は無いのだと思います

 

毎年ヒマワリが終わるころ思うことがあります

「オマエは精一杯やったのか?」

「オマエの目一杯はこんなもんか?」

自分自身に言い訳は利かないし、もっとできたこともあったはずだと

いつも思います

自分の中にある「甘さ」と「弱さ」にどうケリをつけていくか

結局はそれだけのことだと

折れるのは容易いことです

でも、簡単に折れるわけにはいかないんです