life

とらわれずに暮らしていく

大丈夫ですよ

 

3月から農に携わる暮らしを始めるという人がいます

田舎暮らし、ましてや農的なことをやる上で必要になるのは、とりあえず四駆の軽トラ

660ccで4WD、コンパクトなボディサイズ、350キロの荷を積める車なんて

世界中探してもメイドインジャパンの軽トラくらいしかありません

ところが、四駆の軽トラは結構高くて程度の良い中古車は非常に少ない

理由としては、すぐに必要だというユーザーが多いのでたたき売る必要がないことと

ヤリッパナシ使い倒して、程度の良い中古車が出回りにくいことなどがあげられます

 

この軽トラは数か月の車検を残して貰った物

エンジンはオーバーヒートしていて冷却水は吹き上げるし

オイル管理が悪くてカムシャフトのホルダーは楕円になって、バルブが閉まらないし

室内はカビと湿気ですごいことになってるし、走行距離は28万キロ超

普通なら即スクラップというところですが

たまたま事故を起こして廃車になった部品取り同型車があったので

エンジンから足回りまで悪い所を総入れ替えして使っていました

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今のオドメーターは302690キロ

先週ステアリングのセンターブッシュとブーツ類を交換したところで

御嫁入りということになりました

 

30万キロ走った車を売るということにご意見は色々あるでしょうが、

50万キロであろうが100万キロであろうが

チャンと手入れをし、メンテをしていれば、別にどーってことはない

あと10年使いたいと言われても、それに対応する知識と技術はもっています

ただ、それなりにお金は掛かるでしょうが

新車の軽トラを買うよりはずっと安く済むと思います

 

よくよく考えてみれば、持っている車も農機具も壊れたり使わなくなったりで

貰ってきたり、格安で手に入れたものばかり

そういうものを再生して、再び表舞台に送り出してやるというのは

仕事としても面白いし、何よりゴミが出ない

プリウスに乗ってオール電化の家に住むのだけが、省エネでエコなわけじゃない

機械をバラシテ組み上げていけば

新品の機械がどれほどのエネルギーと資源を使っているかが解ってきます

これは「理由ある反抗」

ひまわり畑も、中山間地の棚田でコメを作るのも、古いものを修理して再生するのも

何処かの誰かが描いたウソッパチの世界に対する私なりの反抗の形です