どうにかする
ヘッドライトが点かないと車検はもちろん安全に走行できません
バルブ交換タイプのヘッドライトならバルブを換えれば終わりですが
コイツはそういう訳にはいかないタイプ
取り付けも配線も独特な専用部品で構成されています
当時はまだ360ccの軽自動車が走っていた時代だっただろうし
まだ、まだ自家用車を持っている人も少なかった昭和50年台前半
たぶんカブ等のバイクが全盛だったころ、大量に生産されていた部品を使っていたんじゃないかと思われます
どうにかこうにか見つけてきた部品は違う車種のモノ
規格は同じですが取り付けとバルブの口金の形状が違います
国際規格のハロゲンは奥行きの問題があって使えないし
既にホルダーやライトトリムは入手困難な状態なので、これをどうにかして取付ます
まずは位置出しをして
ガイドの穴をを開け、10ミリのドリルで拡大します
手ヤスリでクリップの形状に成型して
クリップとホルダーのビスを取り付けます
配線をスクラップからサルベージした3極カプラーに交換
で、できあがり
ヘッドライトのバルブ切れなんて、今の車なら片方10分もかかりません
普通に部品があれば、これだって片方30分もあれば終わります
でも、結局片方みっちり1時間30分
部品を探したり、取り付けを考えたり、加工のポイントを探すまで入れたら
1週間以上かかってしまう
古い車を維持していくのも大変ですが、整備して直していくのはもっとタイヘンです
ルーティーンの整備なんてありえない
相対的に技術料は高額になっていくのは仕方ないことなのです