お仕事
動かないトラクターの修理を依頼され
とりあえず見に行くと、そこにあるのは英国フォード製の3910というタイプ
数年動かしてなくて、もちろんバッテリーは上がってるし
ラジエターの水も入っていない
オイルは入っているけれど、触ってみるとスラッジのザラザラが手に付く
燃料フィルターは真っ黒ケ
エンジンが掛からないので水漏れもオイル漏れも特定できない状態
とりあえず新品のバッテリーを調達してからということで、待ってもらう事に
このトラクターのバッテリーは専用品で、代替品が無い
見た目や幅は国産のEタイプとそっくりだけど、高さが微妙に違う
純正品の定価は、ナント¥75000
トラクターを買うと思えば安いけれど、それにしても高い
いろいろ探し回って見つけたバッテリーは定価¥38000
そのバッテリーをもって取り付けに行く
バカでかいバッテリーはエンジンの上についている
腰の悪い人間にとっては、一発でヤッちゃうような高さ
とりあえずバッテリーを付け、カラになったラジエターに水を入れて、キーを回す
エンジンはガラガラとディーゼルノックの激しい外国製ディーゼルの音
水温が上がるまでアイドリングをしながら点検をしていく
ファンベルト ダメ
ラジエターホース ダメ
燃料計 動かない
アイドリングでチャージしない
でも思ったより悪くは無さそう
ウオーターポンプも大丈夫そうだし、オイル漏れもしていない
PTOの油圧も正常に作動しているし、オイルシールも漏れてはいない
後は動かして負荷をかけた状態でどうなるか
換えなきゃいけない部品と、様子を見る所をオーナーに伝え
仕事は終わり
こういう働く機械は何かカッコイイ
性能は日本のメーカーの方が遥かにいいのだろうけど
ジョンディアやフォードの機械は何故か惹かれるモンがある