life

とらわれずに暮らしていく

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開花して1週間が経ち、花はそろそろ終わりを迎えようとしています

ミツバチたちが一生懸命に受粉してくれたお陰で種が付き始めたひまわりは

自分自身の重さで首を下に向けていきます

 

花の命は僅か1週間ほど

気温も湿度もミツバチの数も、人はコントロールできないし成り行き次第

いつ頃花が咲き始め、ピークがいつ頃なんて判断はつきません

無農薬のおかげかもしれませんが

ひょっとしたら、それぞれの役割を担った虫たちが花の寿命を縮めているかもしれない

自然は、人の都合や用事にあわせてはくれません

花のピークはたった1日

その瞬間を目にすることができるのは奇跡に近いことだと思います

 

いつでも快適に過ごせるエアコンや

いつでも同じものが手に入るコンビニとは違い

自然は儚く、脆いもの

でも、状況や環境に柔軟に対応して、何かの役に立ち、何かを残そうとする

その一つ一つを見ていくと

人間とはいかにツマラナイもので、くだらないもの

ワガママで、自分勝手で、無いものねだりばかりしていると感じます

 

農薬を使わなければミツバチたちは安心して寄ってきます

何も持ち込まずにそこにあるものだけで植物を育てれば

全てのものが循環し、連作障害も病気も10年間出ていません

悪さをする虫もいますし、役に立つモノもいる

ヒマワリの中を歩けば、たくさんのトンボが飛び出す虫を食べに寄って来る

足元にはウサギがいて、倒れたヒマワリには小鳥が寄ってくる

上空にはオオタカが飛び、カヤネズミやウサギを狙っている

食物連鎖と循環を担う生物たちが、その命を正しく全うできる場所

それは人間が自分の都合で歪ませた自分勝手な世界ではないと感じます

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私は一つだけ反対を向いているこのヒマワリのようにありたいと思います

「正しい」ことは正しい

でも、果たして本当にそうなのかというのは、やってみないと誰にも解らない

反対を向く勇気と反抗心こそ

「真実」を見るために必要なことなんじゃないかと思います