life

とらわれずに暮らしていく

7週目

種蒔きから7週が過ぎました

開花は播種後60日から65日なので、最短あと10日余り

なかなか梅雨が明けずどんよりとした天気が続きますが

ヒマワリは最後の追い込みの時期に来ています

f:id:satoyamanoyume:20160716112936j:plain

このクソ暑く、湿度の高い時期まで待って周辺の草を刈るのには訳があります

私は農業や植物を学んでいないので根拠はありませんが、経験上

この時期に草を切ると植物は一気に成長を加速していきます

 

あくまで経験に基づいての推測なのですが

植物の成長に欠かせない二酸化炭素が作用しているのではないかと思います

種蒔きをして雑草との競争に勝たせるためにカルチを掛け、株本の草は抑えます

しかし、完全に雑草の発生を抑えることは不可能です

いくら機械を駆使しても、天気の具合でできないこともあるし、時間もない

当然草は伸び放題になり、ずっと切らなかった畦畔の草は

ヒマワリと同じかそれ以上の高さになっていきます

当然ですが密集した圃場では植物はいわゆる「酸欠」状態になり

雑草もヒマワリも成長が鈍化する時期があります

そうなると雑草は子孫を残すために未熟な状態で花を付け出します

写真ではわかりませんが、ヒマワリの株元にある雑草は

僅か20センチくらいの高さで花をつけています

開けた場所にある同じ種類の雑草は1メートルを超え、花をつける気配も見せないのに

このサインが出た時に畦畔や圃場周囲の雑草を切り、圃場へ寄せていく

植物は好気性で分解する時、酸素を消費して二酸化炭素を発生するので

より多くの二酸化炭素がヒマワリに供給できるのではないかと考えています

色んな意見はあるでしょうが、経験上ヒマワリが元気になるのはホントのことです

 

植物の成長に二酸化炭素が必要だということは小学生でも知っています

でも、目に見えない匂いもしない気体を実際に感じることはほとんどありません

多くの人は結果しか見ていないし、評価しません

しかし、結果には必ず理由がありプロセスがあります

その理由やプロセスは、その場に立ち、考え、何度も経験しないとわからない

相互の作用する自然の凄さやバランスの絶妙さ、草や虫にも必ずある存在意義

人間はその大きな輪の中の一つのピースでしかないこと

それが分かれば、無農薬だのオーガニックだのに拘ることのバカバカしさも見えてくる

頭や体をオーガニックにしないと何をやったって無駄だと

私は思います