読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

life

とらわれずに暮らしていく

草取り

田植から2週間

バカ雨が続き、水位の調整も、コメぬか防除も徒労に終わった田んぼには

雑草がビッシリ生えています

毎年のことですが、こうなっては頼りになるのは人力

除草剤を入れれば済むことではありますが、そこは譲れないトコロ

でも、びっしり並んだ雑草を見ると気分が乗るはずもなく

出るのはため息ばかり

隣の爺さんに「大事やなぁ」と言われながらひたすら草取りをしています

 

ヒエは深水管理をしていたらかなり抑制ができるというのが分かってきたのが去年の事

深水で徒長したヒエは1度チェーンを引き水を落とせば枯れていきます

でも、そういうコントロールも天候が順調に推移してのこと

今年のような状況では思うような調整は難しくなります

安定しない給水と安定しない水位

圃場が狭く、畦の低い所は

あっと言う間に水が入り、あっという間に水がなくなる

いくら畦を塗ってもどこかに水漏れがあり

そのたびに畦を塗り固めていくということの繰り返し

1日2日の作業の遅れや、見誤りであっと言う間に増えていく雑草たち

ひたすら竹ぼうきで泥をかき混ぜながら雑草を抑えていくくらいしか

今のところ方法は無さそうです

それでも、すべてを取り除くことは不可能なので

後は人間の手でどうにかしていくしかない

除草剤を撒きたいという衝動をどうにかこうにか押し殺して

手を動かさなきゃ何も進みません

薄っぺらい思いや、中途半端な理想は、ケツを拭く紙より役に立たない

「コメ作り」とはそういうもんだと思います

 

添加物の入っている食べ物を食べても別にドウコウなるワケじゃなし

酒もたばこもやりますが、腰の持病以外はいたって健康な体なので

多少の農薬を使おうが、化成肥料を使おうが、それほど影響があるとは思いません

それくらいのことで影響が出るほどヤワな体でもないし

農法ややり方に特別拘っているわけじゃない

私が一番知りたいのは食べ物を作るということの本質とか

美味しさや安全安心の本当の意味

一番水と土だけでどこまでできるのか

熱中症になりそうな暑さの中で作業をすることでしか判らないこと

果てしなく続く草取りの先にある実りが、自分にもたらすことは何か

満足のいく結果は得られたことはなく、満足することもないと思います

でも、1年1年わかることが増えていくし、学ぶことも増えていく

見えないほどのスピードかもしれませんが、前に進んで行く為にはやるしかない

 

草取りなんて誰でもイヤなもの、汚れるし、暑いし、キツイし

よほどのドMじゃないかぎり、喜んでやる奴なんていない

どんなに手を掛けたって、自然の法則には逆らうことはできません

採れるコメだって少ないし、小さいし、虫が食って黒くなったのもたくさんある

検査に持ち込めば多分「良」にもならないだろうし

食味検査で良い数字が出るとも思えない

でも、掛け値無く美味いし、なにより安心できる

ホントの美味さや安心できることは

自分の手で掴まないと解らないような気がします