子供たちの楽園を
先日の田植えに加勢に来てくれたお母さんと子供たち
稲が育たない水口の一角で朝から終わるまで泥遊びをしていた
日本には故郷の大地を歩けなくなった人がたくさんいる
季節のうつろいや、日常の些細なことさえ奪われた人たちがいる
あの日までごく当たり前だったこんな光景を、二度と取り戻せない人たちがいる
フクシマの子供たちにメイッパイ外で遊んでほしい
泥にまみれ、川に飛び込んで、カブトムシを捕って・・・・・
震災の年、どうにかしてヒマワリ畑に子供たちを呼べないか
色んな人に相談し、行政にも掛け合った
自分の子供たちと同じように、自然の中で思い切り遊ばせたい
せめて夏休みの間だけだとしても
残念なことに、私にはカネがない
行政機関との繋がりも、人づてのコネも持っていない
田舎もんのアブラムシの心配することじゃないのかもしれない
でも、有名大学の卒業証書を付けて、さんざん金バッチを持ってる人が沢山いるのに
何も実現していないし、具体的な話はちっとも聞かない
子供たちの未来を語るのはいい、政治を批判し、生き方を提唱するのもいい
でも、今本当にすることがあるんじゃないかと思う
人は忘れていく
苦しみも悲しみも、時間が経てば記憶のかなたになっていく
しかし、フクシマは今も続いている
これから何十年も、ひょっとしたら永遠に続いていくかもしれない
わたしは、原子力のことなど全然わからない
政治家のや企業の思惑なんてどうでもいい
どうにかする方法をもう一度考えて、もう一度チャレンジしよう
三人の女の子たちの笑顔は最高に輝いている
この笑顔をフクシマの子にも