麦撒き
遅れに遅れていた麦をやっと撒くことができました
優先しなくてはならない食うための仕事、ケガで遅れていた作業そして天気
なかなか段取りをつけられずにノビノビになって、やっと帳面が消えました
機械をセットしてしまえばモノの1時間くらい
作業は息子に任せて、2月ごろまでに終わらせないといけない杜仲の剪定をしながら
作業を見ていました
毎年同じ時期に同じことを繰り返す
農に限らず、仕事も暮らしも、大半のことは同じことの繰り返しだと思います
その繰り返しが営みであり、技術や知恵の伝承の根幹だと思います
そのチャンスのほとんどは1年に1回しか巡ってこない
その1回のチャンスに真剣に取り組むか、それともただやるだけで終わるのか
真剣に取り組んだ者にしか、技術や知恵を身に付けることはできないと思います
彼は実質2回しかトラクターを運転したことはありません
種蒔きをしたのはひまわりを植えた5月下旬の1回だけ
私から怒られるのが嫌なのか、それとも彼のセンスなのかはわかりませんが
真剣に取り組んだからこそ、麦撒きを任せられる技術を身に付けたんだと思います
さぁ、年内はキノコの菌打ちをすれば今年の帳面が消えます
今年もあと10日余り、来年へ向けての作業もひと段落します